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嵯峨御松明

こちらは涅槃会にちなみ嵯峨釈迦堂(清凉寺)で行われる嵯峨御松明。
京都三大火祭のひとつで火の強弱や方角で今年の農作物の豊凶などを占うのだそうです。





御松明おねり
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点火



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境内に並ぶ屋台の向こうにも火の粉が飛んでます
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# by lyrica-sha | 2014-03-17 10:17 | 取材日誌

嵯峨大念仏狂言

嵯峨釈迦堂(清涼寺)で行われた嵯峨大念仏狂言。
演目は土蜘蛛です。
大念仏狂言は無言劇。
謡のある能や寸劇である狂言とは一味違い、
薄闇の中で静かに舞台が進行してゆきます。



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嵯峨大念仏狂言についてはこちら
# by lyrica-sha | 2014-03-17 10:10 | 取材日誌

真如堂涅槃会と真古館

炭屋旅館でのイベントが終わったあと真如堂の涅槃会へ。
大涅槃絵の特別公開に間に合わなくて残念。。
でもお目当ての「花供曽」をゲット。
はい、言いましたよ、「花供曽くださーい」って(笑)。


花供曽(はなくそ)とは
真如堂の「花供曽」は、正月ご本尊に供えた鏡餅のお下がりを
小さく刻んで軽く焼き、黒砂糖をからめて菓子にしたものです。
その変わった名前は、仏さまへの供物を意味する「花供御(はなくご)」に
由来するのではないかと思われます。
花供曽をいただくと無病息災で過ごせるといわれ
昔から当山では、涅槃会にご参拝の方々に授与しています。

涅槃とは

「涅槃」とはもともと欲望の炎が吹き消された状態をいいますが、
やがてお釈迦さまの死そのものを意味するようになり、
その様子を描いたものを「大涅槃図」と呼ぶようになりました。
真如堂の涅槃図は、1707年三井家の女性たちの寄進によって、
厭求、海北友賢らにより制作されたものです。

(以上、真如堂でいただいた花供曽のパッケージ内の説明より引用)



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その足で吉田山方面へ。
元東伏見宮家別邸であり現在は料理旅館となっている吉田山荘にあるカフェ真古館でひとやすみ。
真如堂から徒歩4~5分で着きます。


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# by lyrica-sha | 2014-03-17 10:01 | 取材日誌

炭屋旅館で「いのしえのかほり~日本を彩る香りの文化」

3月15日に京都・炭屋旅館 で行われた香りのイベント「いにしえのかほり~日本を彩る香りの文化」に行ってきました。

このイベントには京都で和のアロマを販売されている「癒しの香り」の村主様にお誘いいただきました。
癒しの香り」では清水焼を使ったアロマベッセルというアロマ芳香器と、「桜」と「凛」という二種類のアロマを販売されています。


講師はメディカルアロマセラピー教室Angeliqueを主宰するmasami先生。
会場の炭屋旅館は京の御三家にも数えられ茶の湯にもゆかりのある老舗旅館です。

香道には以前から興味があったのですが、これまで触れる機会がありませんでした。
この日は和の香の歴史や、香の効能とも言える香十徳などについて講義を受けたあと、
白檀や桜、高野槇など和の香りの色々に触れ、聞香も体験することができました。

香道では香りを聞くと言うけれど、
どうして香りを「聞く」と言うんだろう。
これが前から不思議だったんですが、
「香りからのメッセージを心で聞く」からなんだそうです。
香りを通じて心を高めるのが香道の神髄とのこと。


和のかおりは奥ゆかしくてやわらかく、
聞いたあとに自然に笑顔がこぼれてしまうような香り。


炭屋旅館さん。

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はちみつで練り込んで作る練り香。

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穴のあいた板は数珠をとったあとの香木。
山田香木店で販売されており着物ダンスなどに入れておけば虫除けになるそうです。

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炭屋旅館のお料理。
春です!

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香の世界に少しだけ触れて
春らしく華やかな時間を過ごすことができました。
# by lyrica-sha | 2014-03-17 09:55 | 取材日誌

遠野の小正月~オシラサマとみずきだんご

遠野伝承園にて。


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伝承園には千体のオシラサマが祀られている御蚕神堂があります。
訪れたのが小正月翌日だったので
曲り屋ではオシラサマを遊ばせるオシラアソバセで
新しい服に着替えをされたオシラサマがおられました。

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こちらはミズキダンゴ。
小正月にミズキの枝に色とりどりのダンゴを飾るもの。
同じようなものは全国各地にあります。
私の故郷である鹿児島ではメノモチと呼ばれていました。
うちは今年も飾ったそうですが、鹿児島でも今ではメノモチを飾る家も少なくなったそう。
長野では蚕の神様にちなんで桑の木にさげるものを繭玉というそうです。

この日伝承園に飾られていたミズキダンゴは鮮やかな色彩ですが、
これは観光用に色をはっきりつけて作ってあるためだそうです。
紅白の餅のほかにお多福様やひょうたんも下がっていました。

ミズキダンゴについては非常に面白い話も聞けました。
こちらはもう少し追加取材してみようと思います。
# by lyrica-sha | 2014-01-22 17:27 | 取材日誌

日本の旅ライター・旅エッセイスト吉野りり花のブログです。日本の風景を詩的に綴る旅エッセイ、食の民俗学、食べるお守り、神々の食・神饌について書いてます。著書『日本まじない食図鑑~お守りを食べ、縁起を味わう』『ニッポン神様ごはん~全国の神饌を訪ねて』(青弓社)。執筆ご依頼やお問い合わせはサイトの問い合わせ欄よりご連絡ください。https://lyricayoshino.com


by 吉野りり花