人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ロマンの地 五能線の旅へ



ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15235588.jpg

青森に取材に行ってきました。
今回の目的地は日本海側にある港町・鯵ヶ沢。
ご当地丼「鯵ヶ沢ヒラメのヅケ丼」が人気の街です。
ヤリイカの水揚げも多く、ブサカワ犬「わさお」がいる街としても知られます。


ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15364109.jpg

さて……。東京から鯵ヶ沢に行くには、東北新幹線で新青森まで行って
川部経由で五能線に乗る必要があるんです。
このことに気づいた私は、もう小躍りせんばかりに喜びました。
だって、五能線。そこは乗り鉄ロマンの地。
日本海の絶景を眺めながら走る五能線は
「一度は乗ってみたいローカル線」などのランキングでも上位に入る人気路線。
でも秋田経由でも新青森経由でも各地から遠いことから
「遠いからなかなかいけないけれど、でも一度は乗らねばならぬ」的な、乗り鉄ロマンの地なのです。
長年憧れ続けた五能線についに乗れる日が来た!!

ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15375732.jpg


新青森から在来線に入り、走り出すと窓の外にはりんご畑が。
みかん畑に囲まれて育った南国育ちの私は
りんご畑を見ると北国感が高まって旅情をかきたてられるんですよね。
それにりんごがたわわに実る様子って色彩もとてもキレイだと思う。

鯵ヶ沢では割烹水天閣を訪れました。
ヒラメのヅケ丼、とってもおいしかった。
熟成させたヒラメをサッとタレにくぐらせるだけの絶妙な味付け加減が
ヒラメの淡白な味をそのままに味わせてくれます。
エンガワがのっているのもポイント高し。

ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15242944.jpg


こちらは「海の駅わんど」内の「食堂どん」のヒラメのヅケ丼。
醤油でしっかりヅケにしたヒラメを使ってます。
ご飯の上におぼろ昆布がのっていて、水天閣のものとはまた全く違う濃口のヅケ丼です。
鯵ヶ沢では現在6店舗のヅケ丼提供店があり、タレや味付けが店ごとに違うらしいので、食べ比べも楽しそう。

ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15250291.jpg

取材後に時間がとれたので30分ほど五能線の旅を楽しむことに。
おおおおー!来たー!
ホームにいる皆が一斉に車両にカメラを向けるほほえましい瞬間。
ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15334387.jpg

千畳敷駅まで行ってみました。
日本海にせり出すように岩床が広がり、その上を散策することができます。

ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15271373.jpg
波しぶきのすぐ際までいけるので迫力満点。

ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15263384.jpg

ロマンの地 五能線の旅へ_c0303307_15352058.jpg

五能線を走る快速列車「リゾートしらかみ」にも乗れました。
往路、復路で「青池」「くまげら」に乗れ、「橅」も見られたので嬉しい。

車内には乗車券+指定席料金520円だけで乗れるとは思えない広々と眺めの良いボックスシートが。
ここから夕陽を眺められたら最高だろうな。
お酒やおつまみ、ソフトドリンクなども販売されているので
飲みながら夕陽を眺めて黄昏るという贅沢な時間も過ごせそう。
あゝ、夕陽の時間にも乗ってみたい。

「リゾートしらかみ」は千畳敷では15分ほどの散策時間をとってくれたり、
絶景区間を過ぎた頃に車内で津軽三味線の演奏や津軽弁の語り部の話が聞けたり、
区間の長い五能線の旅を飽きさせない工夫が随所にこらされています。
雪の季節に、真っ白な車窓を眺めながら走るのもいいだろうなぁ。

私がこの仕事をするようになった原点は
学生時代にローカル線に乗って国内をぐるぐる旅した時間にあります。
車窓の風景を眺めるだけでドキドキしていた、あの頃の気持ちを思い出して
なんだか胸が熱くなってしまいました。


by lyrica-sha | 2018-10-27 16:23 | 取材日誌

日本の旅ライター・旅エッセイスト吉野りり花のブログです。日本の風景を詩的に綴る旅エッセイ、食の民俗学、食べるお守り、神々の食・神饌について書いてます。著書『日本まじない食図鑑~お守りを食べ、縁起を味わう』『ニッポン神様ごはん~全国の神饌を訪ねて』(青弓社)。執筆ご依頼やお問い合わせはサイトの問い合わせ欄よりご連絡ください。https://lyricayoshino.com


by 吉野りり花
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る