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日経新聞で紹介されました。

本日付の日本経済新聞朝刊文化面で紹介されました。
『まじない食 地域と交わる』という記事です。
文化面は一番最後の面(ページ)で「私の履歴書」の隣にのってます。

鳥取のうそつき豆腐、遠野の畑まき、狭山のなすとっかえ、福岡の早魚神事など本から抜粋する形で
いくつかの民俗行事も紹介されています。
次の本に収録予定の千葉・館山茂名の里芋祭りのことも少しのっています。

民俗行事の魅力が伝わるといいなと思ってます。
さらにはいろんな人が”日本を深掘りする旅”に出たくなるきっかけになるといいな。

日経新聞をとっている方はぜひ読んでみてください
会員限定ですが、電子版は下記URLからご覧ください。

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO41613660S9A220C1BC8000/



# by lyrica-sha | 2019-02-25 13:11 | お仕事のお知らせ・掲載情報

風邪っぴきのワサビ田&富山

年末に「来年はもっとゆったり時間をとりたい」なんて書いた私ですが。
1月は目論見に反して、忙しさに涙目になる日々を送っていました。
なぜだ、なぜなんだー!
いや、たぶん、たちの悪い風邪をひいたせいなのですが。

年始の初詣のあと、何かがおかしい。あぁ、人ごみで風邪もらったみたい。
体調不良のまま仕事始めを迎えたのですが、熱が出たり下がったり。なかなか治りません。

中旬は長野県の安曇野へ。大王わさび農場でワサビの取材でした。
が、この日も朝から熱はないものの体が痛い。
小雪ちらつくなか、ワサビ田の水にふくらはぎまでつかっての取材。・・・つ、冷たい。体痛い。
これはまた風邪が悪化するかもと懸念しつつ取材を終えたものの、案の定、帰宅してまた発熱→寝込む。
清冽な湧水の流れるワサビ田はとてもきれいで、体調万全のときに来れば、もっと感動できたんだろうな。

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そして翌週、息子がインフルエンザ発症。
当然一週間学校をやすむことになるため、仕事はカオス化。
看病しながら、夜中に原稿を書く羽目に。

なんとかすべて原稿を納品し休みもとれないままに翌週は富山へ。
富山市内をたずねたのははじめてでしたが、川の文化が色濃く残るまちなんですね。
まず富山城の天然の外濠だった神通川のなごりである松川へ。
桜の季節になると満開の桜の下を遊覧船で歴史クルーズできるという素敵なスポット。
松川茶屋さんでは松川遊覧船の船長さんにいろいろな歴史の話も聞かせてもらいました。

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そのむかし神通川には日本三大船橋のひとつである神通船橋があったのだそうです。
船橋とは船を並べてその上に板を渡して橋にしたもの。
昔の絵も展示されてました。
ふえー、因幡の白兎がワニザメの背を渡った・・・みたいな感じかな!?
と思わず本筋を離れた妄想をしてしまいました。

富山は北前船の寄港地として栄えたことでも知られます。
廻船問屋のまちなみが残る岩瀬も訪れました。
趣ありますね。
岩瀬の松月さんでは念願の白エビも。
盛り付けもきれい。白い宝石って称されるのも納得。見入ってしまいます。

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お約束の「日本一美しい(2008年次)スターバックス」。
富岩運河環水公園からも富山港展望台からも雪を冠した立山連峰が見えます。

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富山は立山や不吹堂にも行ってみたいのですが、いまだ叶わず。
いたち川流域には地蔵信仰も残っているという話も教えてもらいました。
今度はゆっくり、民俗取材にも行ってみたいなぁ。

・・・と意気揚々と東京に戻ったもののその日の夜からまた発熱。高熱。
またしても数日寝込んでしまいました。
なんだか1月はずっと風邪をひいていた気がします。

しかもいつも以上に〆切がたてこんでいる。
なぜだ、なぜなんだ!!
ゆったりじっくり原稿に向き合える日はくるのか??



# by lyrica-sha | 2019-02-15 16:55 | 取材日誌

本年もありがとうございました。

早いもので今年ももう大晦日です。
例年大晦日に一年をふりかえる余裕などなかった私ですが
今年は少し余裕があります。

なぜかというと、年始に「今年は2~3割仕事を減らそう」と決めて
この一年で少し仕事量を減らすことができたからです。

ここ4~5年は仕事量が完全にキャパオーバーな状態が続いた上に
とても慌ただしい案件が多かったんです。
そうなると、ひとつひとつの原稿がやっつけになってしまわざるをえず。
よくないなー、大事な原稿にもっとちゃんと時間をとれるようにしたいなと思っていたんですね。

かくして仕事の棚卸しをした今年は
時々twitterでつぶやいたり、ブログ書けるくらいの余裕が出てきました。
理想はひとつひとつの原稿にちゃんと時間をとれて、
インプットの時間や、書きたいものを書きためる時間もしっかりとれるくらいに仕事量を調整すること。
来年はそうありたいです。

今年一年は「神様と食」をテーマにした取材を続けてきました。
原稿はここからが佳境です。
勉強しなければいけないこと、書き込まなきゃいけないことがまだまだいっぱいですが、
来年は世に出せるはずなので、書き上げるまで頑張らねば。
たくさんの人に読んでもらえますように。

今年は「民俗」と「食」に踏み込んだ仕事をすることが増えたことで
新しい出会いもいっぱいありました。
気がつくと出会う人出会う人、ニッチでとがった人ばかり。
ああ、私もこうありたいし、あっていいんだと思わせられて、ホッとしたり。

1月のメディアセブンで「まじない食」講座を行ったこと、
12月に松鳥むうさん主催の民俗行事トークショーに出たこともいい経験になりました。
いろいろ刺激を受ける中で考えたことは
研究者ではないライターの立場だからこそ
民俗を分かりやすくいろんな方が興味持ってくれる形で発信していきたいなということ。
これも来年の目標です。

今年のまとめとして取材に行った場所の一部を紹介します。
本年も大変お世話になりました。
2019年も宜しくお願いします。

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正月の貴船神社。

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滋賀の老杉神社。蛇縄をかける様子。

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奈良の大神神社、境内の磐座神社。

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長野の御座石神社。

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宮城の鹽竈神社。

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桃太郎伝説の残る岡山・吉備津神社。

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宗像大社・中津宮のある大島をのぞむ。




# by lyrica-sha | 2018-12-31 22:11 | 日記

トークイベント【おしゃべりな旅カフェ~冬のお祭り&民俗行事編】@離島キッチンのお知らせ





12月2日(日)に民俗トークイベントに出ます。

タイトルは「おしゃべりな旅カフェ~冬のお祭り&民俗行事編』。

会場は離島キッチン日本橋店です。




このイベントは島旅イラスト&エッセイスト松鳥むうさんの『トカラ列島秘境さんぽ』の出版記念イベント第二弾。

日本の離島を訪ね歩く島旅好きの松鳥むうさんと、島を撮り続ける写真家・箭内博行さん

郷土映像ラボラトリーの中川美帆さん、私の4人で民俗トークします。


トカラ列島といえば日本最後の秘境と呼ばれる鹿児島の離島。

つい先日ユネスコ無形文化遺産登録勧告を受けたことでニュースになった「来訪神」のひとつ

「ボゼ」の悪石島もトカラです。

松鳥さん、箭内さんからはボゼの話も出るかも。

鹿児島は私の故郷で、実は私もトカラには縁があります。

そのことも少しお話ししようかと思ってます。

ほか、私は日本列島の冬の民俗行事と食のことを話します。

今取材中の御神饌(神様へのお供え物)のことも話そうかなと思ってます。


私は昔から民俗行事や民俗学関連のことが好きだったのですが

こういうジャンルはちょっと難しい、かたくるしい印象が強く

なかなかとっつきにくかったりします。

でも民俗学はとても面白くて示唆に富み、自分たちにいろんなことを教えてくれます。

私が『日本まじない食図鑑』を書いたのは、誰もが「へー面白い」と思えるような

親しみやすい視点から民俗に親しんでもらえたらという気持ちがあったからです。

だからこういうイベントに出られることはとても嬉しい。

離島の習俗からも、日本各地の民俗行事からも

「日本って面白い」という新鮮な驚きを感じてもらえたら嬉しいです。


イベントでは映像作品『南九州の年中行事 鹿児島の正月行事』の上映もあります。
さらに離島の飲み物やお酒から選べる1ドリンク付きです。

盛りだくさんなイベントですので、祭りや民俗好きな方、ぜひご来場ください。

民俗トークで忘年会しましょう!!


# by lyrica-sha | 2018-11-26 14:08 | お仕事のお知らせ・掲載情報

ロマンの地 五能線の旅へ



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青森に取材に行ってきました。
今回の目的地は日本海側にある港町・鯵ヶ沢。
ご当地丼「鯵ヶ沢ヒラメのヅケ丼」が人気の街です。
ヤリイカの水揚げも多く、ブサカワ犬「わさお」がいる街としても知られます。


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さて……。東京から鯵ヶ沢に行くには、東北新幹線で新青森まで行って
川部経由で五能線に乗る必要があるんです。
このことに気づいた私は、もう小躍りせんばかりに喜びました。
だって、五能線。そこは乗り鉄ロマンの地。
日本海の絶景を眺めながら走る五能線は
「一度は乗ってみたいローカル線」などのランキングでも上位に入る人気路線。
でも秋田経由でも新青森経由でも各地から遠いことから
「遠いからなかなかいけないけれど、でも一度は乗らねばならぬ」的な、乗り鉄ロマンの地なのです。
長年憧れ続けた五能線についに乗れる日が来た!!

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新青森から在来線に入り、走り出すと窓の外にはりんご畑が。
みかん畑に囲まれて育った南国育ちの私は
りんご畑を見ると北国感が高まって旅情をかきたてられるんですよね。
それにりんごがたわわに実る様子って色彩もとてもキレイだと思う。

鯵ヶ沢では割烹水天閣を訪れました。
ヒラメのヅケ丼、とってもおいしかった。
熟成させたヒラメをサッとタレにくぐらせるだけの絶妙な味付け加減が
ヒラメの淡白な味をそのままに味わせてくれます。
エンガワがのっているのもポイント高し。

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こちらは「海の駅わんど」内の「食堂どん」のヒラメのヅケ丼。
醤油でしっかりヅケにしたヒラメを使ってます。
ご飯の上におぼろ昆布がのっていて、水天閣のものとはまた全く違う濃口のヅケ丼です。
鯵ヶ沢では現在6店舗のヅケ丼提供店があり、タレや味付けが店ごとに違うらしいので、食べ比べも楽しそう。

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取材後に時間がとれたので30分ほど五能線の旅を楽しむことに。
おおおおー!来たー!
ホームにいる皆が一斉に車両にカメラを向けるほほえましい瞬間。
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千畳敷駅まで行ってみました。
日本海にせり出すように岩床が広がり、その上を散策することができます。

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波しぶきのすぐ際までいけるので迫力満点。

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五能線を走る快速列車「リゾートしらかみ」にも乗れました。
往路、復路で「青池」「くまげら」に乗れ、「橅」も見られたので嬉しい。

車内には乗車券+指定席料金520円だけで乗れるとは思えない広々と眺めの良いボックスシートが。
ここから夕陽を眺められたら最高だろうな。
お酒やおつまみ、ソフトドリンクなども販売されているので
飲みながら夕陽を眺めて黄昏るという贅沢な時間も過ごせそう。
あゝ、夕陽の時間にも乗ってみたい。

「リゾートしらかみ」は千畳敷では15分ほどの散策時間をとってくれたり、
絶景区間を過ぎた頃に車内で津軽三味線の演奏や津軽弁の語り部の話が聞けたり、
区間の長い五能線の旅を飽きさせない工夫が随所にこらされています。
雪の季節に、真っ白な車窓を眺めながら走るのもいいだろうなぁ。

私がこの仕事をするようになった原点は
学生時代にローカル線に乗って国内をぐるぐる旅した時間にあります。
車窓の風景を眺めるだけでドキドキしていた、あの頃の気持ちを思い出して
なんだか胸が熱くなってしまいました。


# by lyrica-sha | 2018-10-27 16:23 | 取材日誌

日本の旅ライター・旅エッセイスト吉野りり花のブログです。「食の民俗学」と「神様の食」を取材しています。各地の「食べるお守り」を『まじない食』と名付け取材した著書『日本まじない食図鑑~お守りを食べ、縁起を味わう』青弓社より発売中。ブログは徒然更新、最新情報はtwitterでつぶやいてます。


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