日本の旅ライター・旅エッセイスト吉野りり花のブログ。日本各地に伝わる「食べるお守り」を『まじない食』と名付け、取材しています。著書『日本まじない食図鑑~お守りを食べ、縁起を味わう』青弓社より発売中。


by lyrica-sha

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二年間続いた日本薬師堂会員誌『元気のわ』連載の旅エッセイ
「旅ゆけば元気の香り」がこの3月で連載終了となりました。
最終回は日本薬師堂さんにちなんで「日本橋を歩く」。
「にっぽんの散歩道を歩く」がテーマのこの連載では
日本各地のさんぽ旅を綴ってきましたが、
私にとってもとても思い入れの深いものになりました。

イラストレーター伊野孝行さんのユーモラスでちょっとシニカルなイラストとの
コラボレーションも毎回楽しかった。
飫肥城の杉林に『男はつらいよ』の寅さんが隠れていたり、
阿蘇のミルキーロードで赤牛がぬっとあらわれたり(笑)

伊野孝行さんのHPはこちら。

愛読していただいた皆様、二年間どうぞありがとうございました。
よい機会を与えてくれた編集者様に感謝です。

旅情溢れる美しい日本を綴るエッセイは、これからもどんどん書いていきます。
ちなみにこちらで署名が旧ペンネームのものはすべて終わり。
私にとっても一区切りです。


さて、1月に遠野に行き、しばらくは遠野のことばかり考え文献を読んだりと
幸せに過ごしてましたが、
その後、目がまわるような忙しさにのまれ、そして今日です。
そんなバタバタの中で考えたのは、これからどういう仕事をしたいかということ。

いま私がメインで書いているのは日本国内の旅エッセイや食のコラム。
もちろんこれは一番得意な分野なので続けていきますが、
去年からいろいろ考えて今年は新しいこともやりたいと思った。

ひとつは東北関係のもの。おととし「行くぜ、東北」の取材で東北を廻ったこともあるし、
昨年は数か所だけだけれども被災地取材に行ったことも大きい。
もっと自分の眼で見たいし、書くという自分の仕事を通じて出来ることもあるはずだ。
そう考えたことから東北の復興関連のライティングを手伝わせてもらうことになりました。


もうひとつは遠野に行ったことで「お年寄りの話には宝物が詰まっている」と感じたことから、
お年寄りの話を聞かせてもらう機会を増やしたいと思ったこと。
どうしたらいいだろう。そうだ、自伝本のライターだ!
自分の生きた証を文章で残したいと思う方は潜在的にとても多いと思う。
そういった方々のインタビューやライティングに関わる中で、
遠い時代の宝物のような記憶に触れることができるかもしれない。
というわけで自伝本ライティングのお手伝いもはじめることにしました。


そしてもうひとつ。私は日本の民俗学や民間伝承に昔からとても興味があり、
高校の時も大学の時も図書館でそういった本を読み漁っていました。
今も個人で取材したりいろいろしているのは
大人のレストランガイドのコラムでも書いたとおり。

大学では日本文学科だったのですが、進級を決める際に現代文学を選んでしまったため、
卒論では民俗学関係を選べずに断念しました。
でもその後日本の旅を書くようになっても、
やはりどうしても追いたいと思うのは民間伝承と食のテーマ。


そのため昨年末に企画をまとめ、現在鋭意営業中。
まだ実りはしないけれど、ここであきらめてはならない。
どうしても書きたいものならば、
自分でしっかりテーマを追って原稿をまとめておけば結果はきっとついてくる(←単純)。
そう考え、今年は個人取材を続けることにしました。

遠野や京都もその一環だったし、来月は大分へ。
そうやって一年続ければ書籍一冊分になるだろう。
そういう本を出したいという編集者さんがいらしたら私にご連絡ください!

そんなわけで忙しくもこれからのビジョンがしっかり描けた数か月でした。
長い道のりだろうけど、続けるのみ!
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by lyrica-sha | 2014-03-28 07:49 | お仕事のお知らせ・掲載情報

嵯峨御松明

こちらは涅槃会にちなみ嵯峨釈迦堂(清凉寺)で行われる嵯峨御松明。
京都三大火祭のひとつで火の強弱や方角で今年の農作物の豊凶などを占うのだそうです。





御松明おねり
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点火



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境内に並ぶ屋台の向こうにも火の粉が飛んでます
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by lyrica-sha | 2014-03-17 10:17 | 取材日誌

嵯峨大念仏狂言

嵯峨釈迦堂(清涼寺)で行われた嵯峨大念仏狂言。
演目は土蜘蛛です。
大念仏狂言は無言劇。
謡のある能や寸劇である狂言とは一味違い、
薄闇の中で静かに舞台が進行してゆきます。



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嵯峨大念仏狂言についてはこちら
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by lyrica-sha | 2014-03-17 10:10 | 取材日誌

真如堂涅槃会と真古館

炭屋旅館でのイベントが終わったあと真如堂の涅槃会へ。
大涅槃絵の特別公開に間に合わなくて残念。。
でもお目当ての「花供曽」をゲット。
はい、言いましたよ、「花供曽くださーい」って(笑)。


花供曽(はなくそ)とは
真如堂の「花供曽」は、正月ご本尊に供えた鏡餅のお下がりを
小さく刻んで軽く焼き、黒砂糖をからめて菓子にしたものです。
その変わった名前は、仏さまへの供物を意味する「花供御(はなくご)」に
由来するのではないかと思われます。
花供曽をいただくと無病息災で過ごせるといわれ
昔から当山では、涅槃会にご参拝の方々に授与しています。

涅槃とは

「涅槃」とはもともと欲望の炎が吹き消された状態をいいますが、
やがてお釈迦さまの死そのものを意味するようになり、
その様子を描いたものを「大涅槃図」と呼ぶようになりました。
真如堂の涅槃図は、1707年三井家の女性たちの寄進によって、
厭求、海北友賢らにより制作されたものです。

(以上、真如堂でいただいた花供曽のパッケージ内の説明より引用)



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その足で吉田山方面へ。
元東伏見宮家別邸であり現在は料理旅館となっている吉田山荘にあるカフェ真古館でひとやすみ。
真如堂から徒歩4~5分で着きます。


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by lyrica-sha | 2014-03-17 10:01 | 取材日誌
3月15日に京都・炭屋旅館 で行われた香りのイベント「いにしえのかほり~日本を彩る香りの文化」に行ってきました。

このイベントには京都で和のアロマを販売されている「癒しの香り」の村主様にお誘いいただきました。
癒しの香り」では清水焼を使ったアロマベッセルというアロマ芳香器と、「桜」と「凛」という二種類のアロマを販売されています。


講師はメディカルアロマセラピー教室Angeliqueを主宰するmasami先生。
会場の炭屋旅館は京の御三家にも数えられ茶の湯にもゆかりのある老舗旅館です。

香道には以前から興味があったのですが、これまで触れる機会がありませんでした。
この日は和の香の歴史や、香の効能とも言える香十徳などについて講義を受けたあと、
白檀や桜、高野槇など和の香りの色々に触れ、聞香も体験することができました。

香道では香りを聞くと言うけれど、
どうして香りを「聞く」と言うんだろう。
これが前から不思議だったんですが、
「香りからのメッセージを心で聞く」からなんだそうです。
香りを通じて心を高めるのが香道の神髄とのこと。


和のかおりは奥ゆかしくてやわらかく、
聞いたあとに自然に笑顔がこぼれてしまうような香り。


炭屋旅館さん。

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はちみつで練り込んで作る練り香。

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穴のあいた板は数珠をとったあとの香木。
山田香木店で販売されており着物ダンスなどに入れておけば虫除けになるそうです。

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炭屋旅館のお料理。
春です!

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香の世界に少しだけ触れて
春らしく華やかな時間を過ごすことができました。
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by lyrica-sha | 2014-03-17 09:55 | 取材日誌