日本の旅ライター・旅エッセイスト吉野りり花のブログ。日本各地に伝わる「食べるお守り」を『まじない食』と名付け、取材しています。著書『日本まじない食図鑑~お守りを食べ、縁起を味わう』青弓社より発売中。


by lyrica-sha

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季節を束ねて

フランスベッドメディカルホームケア財団発行の会員誌「ふれあいの輪」に
私の書いた巻頭エッセイ「季節を束ねて」が掲載されました。
6月号より季刊で連載されます。

4月にペンネームを変更したため
紙媒体の署名に新ペンネームが入るのは6月号がはじめて。
(webは制作サイクルが早いためすでに使われていますが)
自分としても感慨ひとしおです。

病院・介護施設などで見かけた方は
お手にとって読んでみてください。
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by lyrica-sha | 2013-06-15 13:25 | お仕事のお知らせ・掲載情報

カピタン部屋で

日本ではじめてチョコレートを食べたのは
いったい誰なのか調べていたら
それはおそらく長崎の丸山花街の遊女ではないかと
食文化の文献に載っていた。

はじめて珈琲が飲まれたのも長崎。
鎖国中にも諸外国との貿易が行われていた場所だから
貴重な砂糖も豊富で珍しい菓子もうまれた。
日本人はここでいろんなはじめてに出合ったらしい。

出島にあるカピタン部屋では
カピタン(オランダ商館長)の部屋と
その晩餐の様子を再現してある。

カピタン部屋の横には
丸山の遊女たちが待機する小部屋も。

彼女たちがチョコレートに出合ったのはこんな場所。
カピタン部屋の晩餐。

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by lyrica-sha | 2013-06-08 10:24 | 取材日誌

2年目に

会員誌連載のにっぽんの散歩道を歩く旅エッセイ、おかげさまで2年目に。
河津、久遠寺、飫肥城と続き
6月は嵯峨鳥居本を歩く旅です。

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当然のことだけど、歩くのは旅の基本。
歩けば歩いただけ発見があるし、出会いもある。
だから私は旅先では時間が許すかぎり歩くことにしている。
観光地だけをピンポイントでめぐるのはもったいないから。

できるだけ小道へ。できるだけ路地裏へ。
あまり整備されていない、その土地の人々の生活が感じられる場所に行きたい。

先日長崎取材に行ったときも空き時間はやっぱり歩いてた。
長崎港での待ち時間では、おいしいちゃんぽん屋さんをみつけた。
お店の見た目はボロボロなのに、中華鍋で調理する、あの音と
いい匂いが漂ってきて。たまらず店にはいったら、やっぱりおいしかった。

次の日の空き時間は、思案橋から丸山花街をぬけて正覚寺下まで歩いた。
花街の見返り柳と、長崎検番の提灯、坂を吹き上るしめった風。
身代わり天満宮でおみくじを結んで。
そして本当のオランダ坂といわれる丸山オランダ坂まで。

その途中にあった小路。
こういう道、長崎らしいなと思う。

そう考えながら、気づいた。
そういえば、この道、歩いたことがあるような・・・。

いつだろう、と頭をひねってみる。
そういえば10数年前に正覚寺下の近くで宿泊したとき
宿からグラバー園のあたりまで地図を持たずに歩いたことがあって
その時ぶらぶら歩いて迷っていたのがこの辺りだったんだと思い当たる。

あぁ、10数年前にも同じような事やってたんだな、とちょっと可笑しくなった。
きっと、これからも、歩いてる。

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by lyrica-sha | 2013-06-07 13:23 | お仕事のお知らせ・掲載情報