日本の旅ライター・旅エッセイスト吉野りり花のブログ。日本各地に伝わる「食べるお守り」を『まじない食』と名付け、取材しています。著書『日本まじない食図鑑~お守りを食べ、縁起を味わう』青弓社より発売中。


by lyrica-sha

カテゴリ:取材日誌( 28 )

青森・八戸

青森県南部沿岸の八戸へ取材に行ってきました。
八戸といえば海・魚。
八食センター、陸奥湊朝市、舘鼻朝市と朝市巡りが楽しい街。

ちょうど台風続きで漁ができず魚が少ない日だったそうですが、
イカに前沖サバ…ほかにも新鮮な魚がいっぱい。とにかく魚がおいしい。
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朝市では自分で好きな刺身を選び、奥の食堂でごはん、味噌汁などを買って
自分好みに作る朝市丼も。
これ、楽しい!
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蕪島から種差海岸は海岸美が続きます。
あいにくの雨でしたが、晴れていたらとってもきれいなんだろうな。
よく晴れた日にまた行ってみたい。
葦毛崎展望台は昔海軍のレーダーがあったらしく、エキゾチックな景観です。

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どしゃぶりの種差海岸にて。




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by lyrica-sha | 2016-09-17 12:35 | 取材日誌 | Comments(0)

川越一番街

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古い街並みばかり行ってます。
今日は川越一番街から時の鐘にかけての散歩道。
蔵造りのまちなみが続き、お店もいっぱいの楽しいまちを
のんびり散歩・・・ではなく駆け足でネタ探し。
先月も来たのですが、川越は暑い!
いたるところに芋、芋、いもののぼりはためくさつまいもタウンでもあります。

モノクロにしたら絵になるまちですねー。
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by lyrica-sha | 2016-09-01 16:51 | 取材日誌 | Comments(2)

会津若松取材

先日、会津若松へ取材に行ってきました。
新撰組ゆかりのまち、白虎隊の悲劇の舞台、新島八重のふるさと。
しっとりした和の情緒が残る街。
歴史好きの方や、和文化好きな方にはおすすめの旅先です。
七日町通りから野口英世青春通りはレトロかつおしゃれで女子受けよさそう。

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鶴ヶ城
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珍しい、らせん状の観音堂「さざえ堂」
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内部はこうなっています。

郷土料理がとてもおいしいです。
海がない土地だからこそうまれた独特の郷土食が食べられます。

最近はこういう和の情緒が色濃く残る街が好きです。

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by lyrica-sha | 2016-08-27 20:14 | 取材日誌 | Comments(0)
6月8日は遠野ふるさと村で行われた伝承行事「馬っこつなぎ」へ。


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ふるさと村の「大工どん」という古民家に行くと


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馬っこがいる!


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ふき替えたばかりの屋根には菖蒲とよもぎでつくったお飾りが。


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ふるさと村のまぶりっと衆の方々が馬っこつなぎの準備中。


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藁で馬っこを作るだけでなく、紙に墨で版画を手刷りしたものも。



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ここで撮影していたら、まぶりっと衆の方々に声をかけられました。
「なに東京から?わざわざ馬っこつなぎ見に?
なら、参加してみるべ?」(ごめんなさい、またまた方言うろおぼえ)
と紙と筆を渡され「馬っこつなぎ」「豊年万作」と書く大役を仰せつかる。大変だ!


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頑張って書きました。遠野人じゃないけど、いいのかな。


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お団子やお神酒が供えられ


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馬っこもごはん食べてます。


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皆で二礼二拍手一拝したら馬っことお膳を持って行列を作って田んぼまで。あやめが咲いてます。


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田んぼに馬っこをつないでお送りし、

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豊作を祈ります。

行事が終わったら、まぶりっと衆の皆さんに呼ばれました。
手間賃でカレーご馳走するから、と。わー、いいんですか?



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ということで、薩摩産東京人、まぶりっと衆の皆さんと一緒に楽しくカレーとお団子をいただく。
しどけ(山菜)の漬物や沢庵もおいしかった!

縁起はふるさと村HPの説明の通りですが、
まぶりっと衆の方に「田植えが終わったあとだからみんな休もうという意味もあるんだ」と教えてもらいました。
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by lyrica-sha | 2014-06-10 15:18 | 取材日誌 | Comments(4)

一灯で聴く遠野昔話

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電気のない時代、夜の闇はどんなものだったのか?
それを体感できるイベント「一灯で聴く遠野昔話」が
岩手県遠野市の遠野郷八幡宮で開催されると知り、
6月7日遠野に行ってきました。

神社の杜が夕闇に包まれたらイベントのはじまり。
灯りを消した参道を提灯を下げて歩きます。
本殿ではろうそくの灯りひとつで、語り部の語る遠野の昔話を聞きました。

人柱の話はおそろしく、笑い話はあたたかく。
ろうそくの瞬きが舞台装置にもなって、
意外にも包まれてるみたいな安心感さえありました。

私は大学の頃、日本文学を専攻していましたが
『今昔物語』の霊鬼の編が特に好きでした。
霊鬼には「鬼」の伝説が集められていますが、
昔話に登場するつののはえた鬼とは違い、
見えないものへの恐怖をすべて鬼と言う言葉で表現します。
人間が何を畏れていたのか。
それが端的にあらわれていて面白かった。
もちろん「闇」も鬼の棲む領域だった。

人々が怖れた「闇」もひとつの灯りと語りがあればあたたかくさえ感じられる。
昔話にはそういう役割もあったのかもしれない。

一夜限り、遠野物語の時代を体感することが出来、
貴重な時間になりました。


『一灯で聴く遠野昔話』
イベントは14日21日にも会場を変えて行われるそうです。
ご興味のある方はぜひどうぞ。
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by lyrica-sha | 2014-06-10 14:08 | 取材日誌 | Comments(2)

SL銀河

遠野に行って最初にしたことは
もちろんお約束の撮り鉄です。

釜石線の線路脇に三脚を立てる方々が電車から見えて
いいなぁ~と思いつつ
車のない私は遠野駅についてから近くの陸橋で待ち構えてパチリ。
いつか綾織あたりで鉄橋を走る構図でじっくり撮ってみたい。

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by lyrica-sha | 2014-06-07 14:18 | 取材日誌 | Comments(4)

念願のフジツボ料理

もう3~4年前のこと。
「青森の浅虫温泉ではフジツボを食べるのだが、それがかなりの美味だ」と
新聞で読んだことがあり、食べてみたいなーと思い続けていました。

フジツボは海の近くで育った人にはお馴染みだと思いますが、
磯の岩にくっついているごつごつしたアレです。
青森で食べるのはミネフジツボという品種で
フジツボは貝殻にくっついて繁殖するため
ホタテの養殖が盛んだった陸奥湾に多かったらしい。


陸奥湾のフジツボが食べられるのは夏季のみで、
7月から9月くらいの、入荷した時にしか店に並ばない。
その時期に青森に行く機会がなかなかなく、食べる機会がなかった。

そうして恋い焦がれ続けたフジツボでしたが、
昨年11月、青森取材に行った時、移動の間に立ち寄った
アスパムの西むらというお店に「フジツボあります」の文字が!

え、ほんとに?11月だけどまだあるのだろうか。
お店の人に尋ねたところ、この時期でも入ることもあり、
今日はたまたまあります、と。
喜んで早速注文したフジツボがこれです。

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ついに巡り会えた―――!
念願のフジツボ。

(ちょうどそのころ、全国の珍しい酒の肴の記事をやっていたので
次回に取り上げようと思ってストックしてたのですが、
企画が途中で止まってしまったのでブログにアップします。)


これで一皿2000円。珍味価格です。
高いと思われるかもしれませんが、
フジツボって下処理がすごーく大変なんだそうです。
職人さんの手間を考えたら妥当な金額らしい。

カニスプーンを使って身をかきだして食べてみると
エビやカニにも似たあっさり上品な味。
おいしいなーと思ってにこにこしてたら、
お店の方から「お行儀悪いと思われるかもしれないけど、
ぐいっと飲み干してみてください」と言われました。
フジツボ料理でおいしいのは本当は出汁なんだそうです。
塩で蒸してあるので磯の香りの良い出汁が出ています。


こういう、長い間食べてみたかった料理に巡り合えると
旅って楽しい。


青森では青森ならではの海産物を
七子八珍として推しているそうです。
もちろんフジツボも珍味八品のひとつ。
夏の間に青森を訪れる予定のある方はトライしてみて下さい。


(追記 2014.08.08)

最近フジツボで検索してくる方が多いようなので
もう少し詳しく書いた記事も貼っておきます。

大人のレストランガイドコラム『何度もおいしい青森の味』
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by lyrica-sha | 2014-05-07 20:22 | 取材日誌 | Comments(0)
遠野関連の本を読むことが増えましたが、この本、面白い!



『遠野物語の原風景』内藤正敏著



佐々木喜善は大本教の信者であったとか、
遠野では隠れ念仏が行われていたとか、
河童伝説の背後にひそむ不義密通の歴史とか、
遠野物語を生み出した風土に、濃ーく迫る本です。


さてさて、この本の中に遠野の食文化の背景にも書かれていましたが、
ひえのカテ飯が常食であり、白米を食べられることは稀で、川魚が貴重な蛋白源だったよう。
このことは河童のイメージを生み出す原因にもなったようです。
ふえ~、面白い。

雑穀が主であったことは餅や団子の豊富さにもつながるんでしょうか?
しとねものと、餅料理の起源はどう違うんだろう。
もとより岩手の餅料理の豊富さは有名で、花巻に行ったときには
「かあちゃんハウスだぁすこ」という道の駅によったのですが、
餅料理が多彩で驚きました。
一関には「もち膳」もあります。

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桃の節句のきりせんしょ、青大豆で作る青ぎんとう、お茶を使っていないのにお茶餅。
まだまだいろいろ。写真はおととし「だぁすこ」で買ったきりせんしょ。
遠野の伝承園でも食堂にはけいらん、がんづき、焼きもちなどが並んでいたので、
やはり遠野も餅食、しとねものの食文化なのかなと興味を持ちました。

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写真は「けいらん」。
遠野では農作業の間に食べるちょっとしたおやつのことを「こびる」というそうです。
けいらんはその名のとおり鶏の卵のような形をしています。
小麦粉(米粉)を練って作った皮にこし餡を包み卵型に成形したものを
茹でて白湯に入れた状態で食べます。

ほんのりとあったかい白湯に入ったけいらんは、
つるつるの外見と裏腹にほおばるとふわっとやわらかい。
よくあるお饅頭と同じ味のはずなのに舌の感触が一味違って面白い。

以前書いたたミズキダンゴは
もち粉と上新粉、それにきらず(おから)を練って作るそうで
あぶっても焼いても揚げてもおいしいそうです。

がんづきは今回食べられなかったけど、重曹を使った黒糖団子のような外観。
見た目きりせんしょとも似ています。
きりせんしょは桃の節句に供えるもので醤油と砂糖とごまの香りが香ばしいあまじょっぱい食べ物。
がんづきはどんな味なんだろう?
鹿児島の「ふくれ菓子」の味を想像しているのですが。
次回遠野に行ったらチャレンジしよう。

そして、これらの原料は米と大豆、小豆、小麦など。
穀物だらけだ。
遠野の餅菓子団子菓子については全容が知りたいです。

ちなみに伝承園のつみっこは半日かけてじっくりだしをとった
鶏ガラスープなんだそうです。
つみっこは花巻の賢治記念館や遠野で宿泊したあえりあ遠野でも食べましたが
本来は賢治記念館やあえりあで食べられるような
うすい醤油味がスタンダードなんだそう。
伝承園のものは伝承園アレンジらしいです。
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by lyrica-sha | 2014-05-04 08:27 | 取材日誌 | Comments(0)

嵯峨御松明

こちらは涅槃会にちなみ嵯峨釈迦堂(清凉寺)で行われる嵯峨御松明。
京都三大火祭のひとつで火の強弱や方角で今年の農作物の豊凶などを占うのだそうです。





御松明おねり
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点火



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境内に並ぶ屋台の向こうにも火の粉が飛んでます
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by lyrica-sha | 2014-03-17 10:17 | 取材日誌 | Comments(0)

嵯峨大念仏狂言

嵯峨釈迦堂(清涼寺)で行われた嵯峨大念仏狂言。
演目は土蜘蛛です。
大念仏狂言は無言劇。
謡のある能や寸劇である狂言とは一味違い、
薄闇の中で静かに舞台が進行してゆきます。



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嵯峨大念仏狂言についてはこちら
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by lyrica-sha | 2014-03-17 10:10 | 取材日誌 | Comments(0)